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「辞めたい!でも人手不足……」

2016.4.4

退職の相談

女性訪問介護士として既に6年以上がたった私ですが、正直何度介護の仕事を辞めようと思ったか知れません。その際いつも考え直すのは、自分が辞めたら他スタッフに迷惑がかかってしまうという不安でした。
介護の仕事は、やはりきつい事が多いのが現実です。特に訪問介護士をやっていますと、利用者様の自宅でのケアになりますので気を遣う事も多いですし、一人で介護する事が大半です。介護が楽な利用者様だけなら良いですが、そうは行かないのが現状です。最近は後輩から退職の相談をされる事が多くなってきました。ほとんどの相談はやはり、きつい仕事に嫌気がさしていて、辞めたいのだけど人がいなくて辞めづらいといった内容です。

「辞めたい!でも人手不足……」

本当の理由を探る

体験談からの話です。以前、一緒に訪問介護士として働いていた後輩より退職を考えていると相談を受けました。理由を聞いてみると、訪問介護は先が見えない、介護職自体が自分には合わない、体力が持たない等、様々な理由を伝えてきました。しかし、話を聞いていると理由に一貫性がなく、ただただ辞めたいの一点張りに聞こえ、不安に感じる部分をひとつひとつ解決しながら話していると、実は本当は現在受け持っている利用者様とのコミュニケーションがどうしても取れなく、一人で悩んでいたのです。
更に話を聞くと、担当している利用者様が自分の言う事を聞いてくれない、計画的に介護が出来ない、何の感謝もされない、おまけに他スタッフに相談した際に、そんな事は当たり前と軽く流されてしまったとの事で辞めたい気持ちが増してしまったとの事でした。しかも、人材がいない中、辞めると言ったら皆から何て言われるのか不安でいたそうです。
この様に、本当に辞めたい部分を隠しながら仕事に就くのは辛いものです。人材不足の中、皆辛い思いをしながら仕事をしていますが、介護はチームワークも必要な仕事でもあり、同僚の悩みを本気で解決できる環境があれば辞めていく人が少なくなるのではないでしょうか。

でもやっぱり辞めたい!

しかしながら、本当に自分の体力、気力が持たない、訪問介護で感謝されても何の喜びも感じない、介護の仕事では自分は先が見えないと真剣に思ってしまうのなら辞めざるを得ないでしょう。そこには、人材不足だから皆に迷惑をかけるといった遠慮は必要ないかと思います。確かに人が辞めると当然のごとく残されたスタッフに負担が増します。
しかし、身体が不自由になっている高齢の利用者様のお世話をするのが介護職です。そこには常に緊張感を持ちますし、やりたくないから適当でと介護に手を抜く事は許されません。本当に続けられないと考える方は、周りに何と言われても決断するしかないのです。

まずはコレ!

訪問介護って?
仕事内容を見てみよう

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