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家政婦さんとの違いは?

2015.12.20

訪問介護士の仕事とは

生活介助で利用者様の身の回りの世話をすると聞くと家政婦みたいと感じる方も多いと思いますが、訪問介護と家政婦では仕事の内容、考え方はかなり違ってきます。ここではその違いを説明します。
訪問介護士は「介護」を目的としています。利用者様の健康状態や生活の変化を細かく観察しながら、介護保険で決められた枠内で介護の一環として生活介助をします。同時に利用者様の話に耳を傾け、利用者様が抱えるストレスや心配ごとを解決する事も仕事となります。食事も掃除も日常的な介助だけですし、利用者様本人の介助のみが役割ですので、同居する利用者様家族がいても家族と利用者様の共有スペースの生活介助は含みません。
また、何かの折に豪華な食事を作る、大掃除をする等もありません。あくまでも日常生活が困難になっている老人の日常生活を介助する事が目的です。このように訪問介護士の役割はあくまでも介護であり、介護のプロであって家事のプロでは無いのです。

家政婦さんとの違いは?

家事代行・家政婦の仕事とは

こちらは家事全般を助ける、いわば、家事支援のプロです。その為、訪問介護士より生活に関する仕事範囲は広くなります。食事や掃除、子供の身守りから送迎、ペットの世話等、家事全般を利用者様の要望通りこなしていく事が仕事となります。また介護とは違い、利用者様のご家族全員のお世話をする事になります。
この様に、こなす仕事は多岐に渡りますし、その分経験値やスキルも必要となります。利用料金は利用者様の実費になりますので、要望に応える程料金も高くなります。その為、家政婦と訪問介護士では給与の違いがありそうですが、訪問介護士は長年やっていても昨日資格をとっても、1件当たりの金額は同様になる為、訪問介護の方が良いと言えます。この部分は有資格者の特権と考えても良いかもしれません。

家事代行と訪問介護

このように、家事代行や家政婦の仕事と訪問介護の仕事は本来の目的が違う為、似たような仕事と見えますが、その根本や内容にはかなり違いがあるのを理解して貰えたと思います。介護保険を使わなければヘルパー資格が無くても介護は出来ますが、会社によっては引き受けする、しない、があるようです。たとえ家事代行で介護を含んだ仕事を依頼されたとしても、きちんと介護の勉強をした有資格者でなければ心配になりますし、万が一の事故に繋がってしまうリスクも高くなってしまいます。訪問介護の仕事はやはり有資格者がきちんとこなす事が好ましいと感じます。

まずはコレ!

訪問介護って?
仕事内容を見てみよう

訪問介護士の仕事は施設介護と違い、利用者様の自宅で介護をします。その内容は身体介助と生活介助がメインとなりますが、利用者様によっては楽に介護が出来たり、自分の空き時間に仕事が出来たりもします。続きを読む

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